新食感の「ハニークリスプ」狩りをしてきました!【フジと食べ比べ】

今日(10月22日)は秋分の日ということで、いよいよ暦の上では秋ですね。

秋といえば当然食欲の秋♪

このブログの内容からも分かる通り、食いしん坊の私としてはまたとない季節がやって来たわけです!

ただ残念ながらここアメリカでもまだコロナウイルスのパンデミックの影響は残っており、レストランも屋内では限られた人数しか飲食できず、それ以外は急遽外に設置した屋外ダイニングで何とか営業をつづけているところが多く見られます。

今はいいけどこれからどんどん寒くなってきたら屋外でディナーとかゆっくり味わえなさそう・・・。

というわけでここ最近はレストランで食べるということはなくなってしまいましたが、食に対する飽くなき想いは失われていませんっ!

秋といえば様々な食材が旬を迎える季節ですが、新鮮な野菜や果物をファームで自ら収穫するのもこの季節ならではのイベントですよね。

その代表的なものの一つに「アップルピッキング」、いわゆる「りんご狩り」があります。

我が家でもアップルピッキングに行くのが秋の風物詩になっていますが、今年もちゃんと行ってきましたよ!

ハニークリスプ

以前このブログでもアップルピッキングに行ったことを載せましたが、実は今年のアップルピッキングはいつもよりもちょっと早めでした。

りんご狩り(Warwick, NY)

というのも、普段は我が家みんなが大好きな「フジ(Fuji、日本の銘柄)」を狙って出かけるんですが、今回はいつもとは違う「ハニークリスプ(Honey Crisp)」を目当てに。

ハニークリスプとは割と新しめの品種で1974年にミネソタ大学で開発され1991年に世にお披露目となりました。甘酸っぱく、クリスプと言う名にもあるように歯ごたえがシャクッともとしていて、現在ではアメリカで5番目に市場に出ているりんごなんです。

その収穫が始まるのが8月下旬から9月上旬ということでピークから1週間ほど遅いかなーとも思ったのですが、探していたファームに問い合わせるとフジりんごも収穫が始まっている、ということだったので2種類のりんごをゲットしてしまおうということでいざ行ってきました!

Melick’s Town Farm

今回りんご狩りに向かったのはニュージャージー州カリフォン(Califon)というところにあるMelick’s Town Farm。ニューヨークからだとルート80を西に進みさらにローカルの道を通って1時間ぐらいのところにあるファームです。ここにはちょっとまえに桃狩りでもお世話になりました。

現在コロナウイルスのため入場規制の目的で予約をとってから決められた時間に入場するというシステム。私達は9時半の予約を入れたんですが、やっぱり子供連れだと時間通りに出れず・・・。予約時間から15分以内に入らなければならないところ数分遅れてしまいました😅 でも予約確認のメールを案内所の人に見せるだけなんで門前払いを食らうようなことはありませんでした。

ソーシャルディスタンシングを守りながら列に並び、順番が来るとファームのどの位置に何のりんごの品種が植えられているのかの説明を受けます。お目当ての1つであるフジりんごはファームを入ってすぐ、そしてハニークリスプはその更に奥のちょっと離れた場所にあるようでした。

大きな袋を3つほどもらいいざ出陣!他のりんごが1パウンド1ドル49セントのところハニークリスプだけは1パウンドが1ドル99セントということで、ハニークリスプとそれ以外を分けてピックするようにと指示されました。さすがハニークリスプだけ特別扱いとはこちらのテンションも上がります!!

まずはフジの木々へ。流石にちょっと時期が早かったからか小ぶりのりんごが多かったですが、しっかりと赤くなっており、思わず取りすぎてしまいました^^;

そして袋が重すぎて運べなくなってしまう前にフジりんごの木々を後にしてさらに奥地へ。そして目前に広がるハニークリスプの樹木を発見!!

しかし近づいていくごとにちょっとずつ嫌な予感が。手前に並ぶハニークリスプの樹の下には大量に落下したりんごの痛々しい姿が・・・。

手前の列とその次の列も歩きながら見たのですが、落下している見るも無残なりんごだけでなくまだ樹についているりんごの多くも傷んでおり、さながらりんごの墓場を歩いているような気分に・・・。

しかしここまで来て諦めきれるはずもなく、ハニークリスプの木々の列を突き進んでいきます。すると・・・

まだ生き残っていた列があったんです!!!

同じ場所なのに育ちのスピードが違うのは植えられた時期が微妙にズレていたからなのか・・・。理由はなんだかわかりませんが、とにかく大きくてきれいなハニークリスプに巡り合うことが出来ました。

そうしてもぎ取ったりんごの総量はフジが約20パウンド(約9kg)そしてハニークリスプが約10パウンド(約4.5kg)と合計約30パウンド(約13.5kg)、数にして約50個(!!!!)も調子に乗って穫ってしまいました・・・。

りんご狩りが終わって会計を済ますと備え付けのファームスタンドへ。ここでは他にもこのファームで育てられている果物や野菜他に、アップルサイダーやドーナッツなども売られており、その2品ととうもろこしも買って帰りました。

いざハニークリスプを試食

帰宅したら早速フジとハニークリスプを食べ比べ♪

フジはもともと好きな品種だったので美味しくいただきました。そしていざハニークリスプを食します。

フジと比べると確かに一口目からクリスピーな感じ。擬音で表すと「シャクッ」よりもさらに軽い感じの独特な歯ごたえ。甘さもあるし確かにこれは新感覚♪

ただ「ハニークリスプを食べるとフジには戻れない」なんていう話を聞いたことがありましたが、そこまでのインパクトはなかったかなぁ。好みの問題なんでしょうけど。あとは今回ピックしたハニークリスプ、しっかりとなっていた樹木を見つけることは出来ましたが、やっぱりあと1週間早く来ていればもっといい質の果実に出会えていたのでしょうね。

どちらにしてもフジにはフジの美味しさ、ハニークリスプにはハニークリスプの美味しさがあって、どちらもそれぞれ美味しかったということです!

アメリカではゴールデンデリシャス(Golden Delicious)とかガラ(Gala)とかグラニースミス(Granny Smith)とか沢山の種類のりんごが出回っていますが、いまでは店頭で1年中見ることができるようになったハニークリスプは今後もそのシェアをどんどん拡大させていくことが予想されているのだとか。

ちなみに一緒に買ってきたとうもろこしはディナーに茹でて食べたんですが、粒が大きくて噛んだら甘みが一瞬で口の中に広がっていく美味しさ!!やっぱり新鮮な野菜は甘みが違いますよね。これを食べたらスーパーでとうもろこしを買うのをためらってしまいます。

ファームで野菜や果物を手に入れるのはすごくおすすめ!ファーマーズマーケットもかなり新鮮な素材を手に入れることができますから、たまには足を伸ばしてみずみずしい食材をゲットするのもいいですよ♪

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